中年独身女SNEPおばニートの隠れ家レビュー

高齢アラフィフ女SNEPがネットで生きていく決意をした

山田ズーニー「おとなの進路教室」(河出書房新書)

あなたに、社会に出てきてほしいと思う。 ズーニーさんの文を読むと、この一言がズゴーンを響くんです。どういう形で社会に出よう。そんな気持ちになります。

牟田和恵「ここからセクハラ!アウトがわからない男、もう我慢しない女」(集英社)

119ページからの『「快」と「不快」-性の違い 』が、男女の性に対する認識の違いをよく表していると思います。男性にとって「性」=「快」であることが多く、性的に評価する(される)ことはポジティブな印象に繋がりやすい。一方、女性にとって「性」≠…

牟田和恵「部長、その恋愛はセクハラです!」集英社

男と女は、性に対しての認識が全く違うので、特に中年以降の権力をそこそこ持ち合わせている男性こそ、これは読んだほうが良いと思います。定年後、会社などの権力的な後ろ盾がなくなり、ヒマを持て余し、公共の場でいろんな人に八つ当たりしているようなお…

pha「知の整理術」(大和書房)

phaさんのゆるい空気感が滲み出ていて、とても心地良く読めました。勉強嫌いの私はこういうことを考えながら知を整理したことがそもそもありません。飽きっぽくても、疲れやすくても、知に触れることが好きだったからこそ、彼は京大にも行けたんだろうし、会…

ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」日経BP社

TEDで私も動画を見たことがあるハンス・ロスリング氏の「FACTFULNESS」翻訳書。TEDのプレゼンで最後に本当に剣を飲んだ時にはビックリしましたが、まさか2017年に既に他界していたとは。遺言書のような本になってしまいましたが、自身がこれまでずっと言…

アンジェラ・ダックワース「やり抜く力 GRIT 人生のあらゆる成功を決める『究極の能力』を身につける」ダイヤモンド社

少し前に読んだ「学力の経済学」にも少し言及されていたGRIT。まあ、要は「やり抜く力」なんですが、確かに、この「やり抜く力」がないと、人生において成功できないと言うのは、身を以て痛感してきたことなので、興味深く、読んでみました。自分が現状どれ…

水野敬也「夢をかなえるゾウ 3 ブラックガネーシャの教え」飛鳥新社

夢をかなえるゾウシリーズを読んでしまおうと思い、2を読み、3も読んでみたところ、3は主人公が女性なこともあり、感情移入しまくり!でした。そして、ラストシーンでまた大号泣!教え自体は1でもう十分出尽くしたような感じがあるのですが、楽しく、か…

水野敬也「夢をかなえるゾウ」飛鳥新社

有名すぎる本ですが、面倒くさがって読んでいませんでした。図書館でふと再会し、この度、頑張って読むことに。そして・・・・、ガネーシャが消える所で大号泣!「ガネーシャーーーー!!!」と、思わず深夜に心の中で叫んでおりました。ガネーシャが関西弁…

中室牧子 「学力」の経済学(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

林先生が初耳学で紹介し、更に人気となった一冊。社会で生きていく上で、非認知能力が重要なのは、ニートに成り果てた私自身がよく分かっていますが、その非認知能力の中でも「自制心」と「やり抜く力」が特に重要だとか。全くその通り。見事に私にはどちら…

佐光紀子「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす(光文社新書)

日本を滅ぼすと言うタイトルは大げさすぎですが、働く女性の負担がいかに大きいかわかる一冊。家事を殆どしない昭和タイプの男性こそ、読んだほうが良いと思います。熟年離婚や卒婚されたくないなら、手遅れになる前に、やはり妻の本心を知り、事前の対策は…

海老原嗣生「AIで仕事がなくなる論」のウソ(イースト・プレス)

AI導入のコスト面や、日本独自の企業体質などを考慮に入れた展望が書かれているので、結構現実的。ただ、具体的なサンプルデータが少ないため、該当する業界にドップリ浸かっている人にとっては非現実的に見え、看過できない部分が多いかも。レビュー見てい…

pha「持たない幸福論」(幻冬舎)

phaさんは、やっぱりコミュ力が高いなあと感心しました。コミュ力あるニートは、こうして他人と仲よくしながら、ちゃんと生きていけるんですよね。文章を読むとphaさんの空気感もなんとなくわかります。とても穏やかな方のようなので、仲間も多いんでしょう…

堀江貴文「多動力」(幻冬舎)

本人が書いてないことで話題の本ですが、堀江氏がこれまで語ってきたことが書かれているので、普通に読んでいても、「あー、私はこんな生き方絶対できんわー」と、つくづく思いました。私のように、のんびり生きていきたい人にはオススメできませんが、熱意…

樹林伸+メンタリストDaiGo「冬を越せるキリギリス 好きなことだけ続ける仕事術」(講談社)

私はリソースが殆どない(=忍耐力が殆どない)と言って良いタイプなので、同じようにリソースが少ないタイプの人にとって、この本は参考になるはず。特にこれから社会人になる人は読んでおいたほうがいいかも。闇雲に就職試験を受けたところで、受かる人は…